2人目を妊娠すると、ママさん達の会話の中で必ずと言っていいほど登場する「赤ちゃん返り」という言葉。私が下の子を妊娠している時も沢山のママ友から言われました。
年が離れてても離れてなくとも、赤ちゃん返りは年の差関係なくみんなするもんだから!とか、
うちは下の子叩いちゃったり、かまって欲しくてわざとお漏らししたりするんだよね…とか、
上の子へのイライラが止まらない!とか、それはもう2人目が産まれる前から赤ちゃん返りに恐怖すら覚えるほどの話を聞いてました。
今回は実際にはどうだったのか、どうやって乗り越えたのかをご紹介します。
実際にあった赤ちゃん返り
では実際にはどんな赤ちゃん返りがあったのか。
結論から言うと、大泣き、お漏らし、ママじゃないと嫌。これが4ヶ月続きました。
妊娠中
妊娠中から少しずつ、お腹に赤ちゃんがいるんだよ。もう少ししたら赤ちゃんに会えるよ。うちに赤ちゃんが来るんだよ。
と話していた甲斐もあり、無事に出産し産院で初めて赤ちゃんに会ったときには
「赤ちゃん可愛いねー、ぎゅーってしてもいい?抱っこしてあげるよ」
と優しく話しかけてくれたお兄ちゃん。
なんていい子なのー!どうなる事かと思ってたけど、うちは赤ちゃん返りないわー!
そう思いました。
でも違った…病院にいる間だけ、ママは赤ちゃんと一緒にいるんだと思っていたようです。
退院してから
退院してから赤ちゃん返りが始まりました。
新生児のころは授乳間隔も短く、次の授乳までの空き時間は平均して1.5時間。
私は有り難いことに母乳が出たのでミルクを使わずに済んだのですが、これが逆に授乳がママにしか出来ない事になってしまいました。ミルクだったらパパに代わってもらうことが出来たのに…。
そのため、たった1.5時間の空き時間で炊事洗濯をしなければならず、家事が済むまで上の子をかまってあげる時間が作れませんでした。
ついに我慢の限界
退院して3日目、ついに我慢の限界が。
昼寝から起きた3時過ぎ、火がついたように大泣きが始まりました。
起きてから2時間泣きっぱなしです。
嗚咽を交えながら、えんえん大きな声で泣きました。
ママ抱っこしてよーって最初は泣きながら言うんです。
でも抱っこしてるとママ嫌だ、ママ嫌だって暴れながら泣くんです。
その時、ああ…小さな身体でこんなになるまで我慢してたんだなと思いました。
寂しいから抱っこして欲しいという気持ちと、僕の私の事をもっと見てよ、言わなくてもわかってよ!という怒りの気持ちが混ざって爆発しました。
我慢させてしまった事が申し訳なく、私も抱っこしながら涙が出ました。
でも自分が悲しんだのはほんの一瞬。
泣き声の大合唱
上の子の泣き声につられて今度は赤ちゃんも泣きだすんですね、泣き声の大合唱。
上の子を抱っこしてるから赤ちゃんをすぐあやしに行く事が出来ず、かといって赤ちゃんを抱っこするために上の子を下ろしたら赤ちゃんを叩き始める。
赤ちゃんが泣きやんでも、上の子が泣いていたらまたつられて泣き始める。
本当に負のループでした。
酷い日は、寝起きで大泣きするため抱っこしてる時にお漏らしする事もありました。
子供の服だけでなく、私の服と布団も被害を受け…泣いてるから着替えもスムーズにいかないし、2時間泣きっぱなしだから夕飯の支度も全然進まないし。
家の中はカオスです。
上の子のへの申し訳なく思っていた気持ちは何処へやら、この時は本当にイライラしました。
少しでも早く赤ちゃん返りの期間を短くするために
下の子が産まれると、なぜ赤ちゃん返りをするのか。それは大好きなママへの最大級の甘えであり、小さな身体を最大限使ったかまってアピールです。
今までは僕だけ私だけのママ、いつも一緒だったママ、大好きなママ。
でも急にママと2人の時間がなくなり、赤ちゃんの方ばっかり向いてる。
僕も私もママと一緒に遊びたいのに。
ママを取らないで!
って思ってるんですよね。
実際に赤ちゃん返りをした我が子をみて、これが良くわかりました。
だから、泣きたい時は抱きしめてあげる。何かをしながらではなく向き合って話を聞いてあげる。大好きだと伝える。
パパとも話し合って、お兄ちゃんお姉ちゃんとは呼ばないで名前で呼ぶ。
愚図ったり甘えてきた時もお兄ちゃんでしょ、お姉ちゃんだから出来るでしょと言わない事に決めました。
スキンシップの時間を持つ事でだんだんと気持ちの余裕が出来てき、今では面倒見のいい優しい子になりました。
今まで出来ていた事が出来なくなったり、思い通りに進まなかったりでフラストレーションはたまりますが、赤ちゃん返りはいずれ治まります。
お兄ちゃんお姉ちゃんになろうと頑張っている証拠です、ママも暖かく見守れると良いですね。



