当サイトをご覧いただきありがとうございます。パパママキャリア編集長のかっきーです。ITとビジネスの両分野に関する専門性を深めるために資格試験に挑戦しています。
今回は、 ITの世界で活躍の幅を広げたいと考えていらっしゃる方におすすめしたい 資格の、CompTIA Server+の難易度や勉強方法についてご紹介いたします。
記載の内容は、本記事を執筆している2022年5月時点の情報です。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
どのような知識が問われる試験なのかをまず知りたい方は、こちらの類似問題をご覧ください。
➡️CompTIA Server+ 類似問題
https://www.comptia.jp/training/samplequestion/comptia_server/sk0-004.html
目次
CompTIA Server+の概要
CompTIA Server+は、18~24ヵ月のサーバー運用の実務経験で得られる知識やスキルを目安に設計されているグローバルな認定資格です。
名称 | CompTIA Server+ |
試験分類 | 民間資格 |
認定団体 | CompTIA |
受験資格 | とくになし |
出題形式 | CBT |
試験日程 | テストセンターで予約。比較的日程は多く用意されている印象 |
学習期間の目安 | 12時間~5ヵ月 |
受験料 | 39,710円 |
参考URL | https://www.comptia.jp/certif/infrastructure/comptia_server/ |
CompTIAとは
実施団体のCompTIAは、様々なIT規格の標準化を提言するためにITベンダーとパートナー企業がオープンな対話を行う場となるべくグローバルなIT業界団体として1982年にシカゴで設立された団体です。
CompTIA認定資格として、 特定の製品やツールの知識ではなく、ITそのものの知識を問う 国際資格を提供しています。
そのうちいくつかは、 ISO17024の認証 を受けているため、ワールドワイドで信頼性の高い認定資格として評価されているとされています。
CompTIA Japanの公式TwitterアカウントやInstagramアカウントでも積極的な発信がされていますので、こちらもあわせてご覧いただくとよりわかりやすいでしょう。
何か #IT資格 を取りたいお考えの方、グローバルで通用するCompTIA認定資格を取得しましょう!#オンライン試験 で自宅からでも受験できます。#IT初めの一歩 #コンプティア pic.twitter.com/ykdnWDt9dC
— CompTIA Japan (@CompTIA_JP) May 9, 2022
習得できるスキル
CompTIA Server+を学ぶことで習得できるスキルは以下のとおりに設定されています。
サーバー設計 | サーバーコンポーネントの理解、設定、サポートを実行する |
サーバー管理 | OSの設定、アクセスコントロール、仮想化を含むサーバーの管理とメンテナンスを実行する |
ストレージ | キャパシティと将来の計画を含むストレージ手バイステクノロジーをサポートする |
セキュリティ | 物理セキュリティとネットワークデータセキュリティの手法を適用する |
ネットワーク | 物理的、倫理的要素を含むネットワークに接続できるように設定する |
災害復旧 | 災害復旧の考え方を理解し、バックアップ手法を実装する |
トラブルシューティング | システムのハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、ストレージ、セキュリティに関連する問題を診断し、解決する |
出題範囲
試験の出題の配分は以下の通りとなっています。
出題カテゴリ | 出題比率 |
サーバー設計 | 12% |
サーバー管理 | 24% |
ストレージ | 12% |
セキュリティ | 13% |
ネットワーク | 10% |
災害復旧 | 9% |
トラブルシューティング | 20% |
具体的な出題範囲についてはこちらをご覧ください。
➡️日本語 CompTIA Server+(SK0-004)
https://www.comptia.jp/certif/infrastructure/comptia_server/
受験方法
ピアソンVUEの認定試験センターやオンライン試験で予約をして受験します。
他のIT系資格の試験でもよく利用されているセンターですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本国内に何箇所か設置されている テストセンターへ行って受験するか、自宅や職場などでオンラインで受験 することができます。
試験の日程は、受験の方法や場所にもよりますが、かなり多く設定されているため、 自身の都合の良い日程を選びやすくなっている と思います。
受験料
CompTIA Server+の受験料は、2022年1月1日現在、税抜¥39,710(税込¥43,681)となっています。
日本国内の情報処理技術者試験と比較すると高額に感じるかもしれませんが、他のIT系国際資格も同程度の水準にありますので、グローバルな認定を受けるためには仕方がないと割り切るしかなさそうですね。
➡️認定資格試験価格
https://www.comptia.jp/cert_about/examprice/
また、2022年2月15日より、「FREE RETAKEバウチャー」の内容が変更され、専用のバウチャーを購入することにより、 1度目の試験が不合格な場合、2度目の試験は無料で受験することができる ようになりました。
そのため、もしも不合格となっても無料で再チャレンジができることから、実質は2回分の受験料と捉えることもできますので、お得に感じることもできるのではないでしょうか。
➡️CompTIA FREE RETAKEバウチャーが新しくなります!
https://www.comptia.jp/information/2022/02/freeretake-202202.html
CompTIA Server+の難易度
前述の通り、CompTIA Server+は18~24ヵ月のサーバー運用の実務経験で得られる知識やスキルを目安に設計された試験であることから、関連業務に数年携わっている方であれば合格は難しくないと考えられます。
標準的な学習時間
CompTIAに関する学習コースを提供しているTACによると、 標準的な学習時間は12時間~5ヵ月 とされています。
かなり幅が広く感じますが、学習開始時点での経験や知識によって大きく左右される、ということであると考えられます。
初学者の方であれば、数ヶ月単位での学習を計画しておくと良いでしょう。
私の合格時点の状況
私がCompTIA Server+に合格した時の状況としては、
- サーバー関連業務の経験は一切なし
- 応用情報技術者試験合格済み
- CompTIA Network+,Security+,CySA+,PenTest+合格済み
- 学習時間は20時間程度
となっていました。
実務経験は全くありませんでしたが、関連資格で学んだサーバーに関する知識をベースに、CompTIA Server+についての学習を行った結果、20時間程度で合格をすることができました。
勉強方法について
私がCompTIA Server+に一回で合格できた勉強方法についてご紹介いたします。
基本はTAC
学習開始時点で応用情報技術者試験には合格していたため、ネットワークに関する基本的は身につけていましたが、CompTIA Server+では さらに広く深い知識が問われる ことになりますので、しっかりと学習を行う必要があります。
私はTACで提供されているWeb通信コースを利用して学習を行いました。
紙のテキスト・問題集に加え、TAC Biz Schoolでのオンラインでのテストを利用することができます。
特にお勧めしたいポイントは、このTAC Biz Schoolでのオンラインでのテストです。
PCやスマホなどのデバイスから、CompTIA Server+の各分野の例題や模擬試験などを受験することができ、自身の理解度の確認や学習の方向性を測ることができます。
受験当時、育児と仕事の合間に学習を行っていましたが、 スキマ時間にスマホから利用できるため、非常に重宝 していました。
忙しい方であっても、学習を継続しやすい仕組みであると言えます。
紙のテキストや問題集が不要な方向けに、 テストだけが利用できるWeb模擬試験コースも 用意されています。
また、TACはCompTIAによる「パートナープログラム」に参加し、CompTIAから各種情報の提供やサポートを受けています。
それらの情報に基づいてコースが開発されていると思われますので、安心して受講ができそうです。
➡️トレーニングパートナー
https://www.comptia.jp/training/training/
WEBテストを繰り返し
TAC Biz Schoolのテストを繰り返し受講し、出題される問題全ての答えを覚えるくらいまで学習しました。
当然、問題と答えを丸暗記するだけでは新しい問題に対応できませんので、不正解の選択肢がなぜ不正解なのかをしっかりと説明できるようになることが重要です。
TAC Biz Schoolのテストをしっかりと学習しておけば、合格は難しくないものと思います。
まとめ
以上が、CompTIA Server+に関する概要や難易度、勉強方法についてのご紹介となります。
サーバーの分野に関する基本的な知識を習得し、ITの世界でのステップアップにつながると思われますので、この分野でのキャリアを積んでいきたいと考えていらっしゃる方であれば、受験を検討されてはいかがでしょうか。



