当サイトをご覧いただきありがとうございます。パパママキャリア編集長のかっきーです。ITとビジネスの両分野に関する専門性を深めるために資格試験に挑戦しています。
今回は、 ITの世界で活躍の幅を広げたいと考えていらっしゃる方におすすめしたい 資格の、CompTIA Cloud+の難易度や勉強方法についてご紹介いたします。
記載の内容は、本記事を執筆している2023年1月時点の情報です。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
どのような知識が問われる試験なのかをまず知りたい方は、こちらの類似問題をご覧ください。
➡️CompTIA Data+類似問題
https://www.comptia.jp/training/samplequestion/comptia_data/comptia_data.html
目次
CompTIA Data+の概要
データドリブン型のビジネス意思決定の構築と促進を職務とするデータアナリスト向けのプロフェッショナル認定資格です。
名称 | CompTIA Data+ |
試験分類 | 民間資格 |
認定団体 | CompTIA |
受験資格 | とくになし |
出題形式 | CBT |
試験日程 | テストセンターで予約。比較的日程は多く用意されている印象 |
学習期間の目安 | 1ヶ月 |
受験料 | 31,787円 |
参考URL | https://www.comptia.jp/certif/dataalytics/comptia_data/ |
CompTIAとは
実施団体のCompTIAは、様々なIT規格の標準化を提言するためにITベンダーとパートナー企業がオープンな対話を行う場となるべくグローバルなIT業界団体として1982年にシカゴで設立された団体です。
CompTIA認定資格として、 特定の製品やツールの知識ではなく、ITそのものの知識を問う 国際資格を提供しています。
そのうちいくつかは、 ISO17024の認証 を受けているため、ワールドワイドで信頼性の高い認定資格として評価されているとされています。
CompTIA Japanの公式TwitterアカウントやInstagramアカウントでも積極的な発信がされていますので、こちらもあわせてご覧いただくとよりわかりやすいでしょう。
CompTIA Data+で修得できるスキルとは?こちらチェック👉https://t.co/lbvLKOy4iN
— CompTIA Japan (@CompTIA_JP) November 17, 2022
こちらの動画もご覧ください!
CompTIA Data+のここがおススメ:James Stangerhttps://t.co/0S7CqHXHcE#データ分析 #データマイニング #データアナリスト #データサイエンティスト pic.twitter.com/omknQ0kyYQ
習得できるスキル
CompTIA Data+を学ぶことで習得できるスキルは以下のとおりに設定されています。
データの概念と環境 | 一般的なデータ構造とファイル形式の違いを理解し、データベースのスキーマとディメンションの基本的な概念理解、特定する |
データマイニング | データ取得の概念、データのクレンジングとプロファイリングの理由、データ操作の手法と実行方法の理解を説明する |
データアナリシス | 主要な分析手法を理解し、様々な分析の種類をから適切な統計分析手法を適用する |
ビジュアライゼーション | ビジネス要件を理解し、適切な設計コンポーネントによるレポートまたはダッシュボードの形式で最適な視覚化を形成する |
データガバナンス、品質と管理 | 重要なデータガバナンスの概念を理解し、データ品質管理の概念を適用する |
出題範囲
試験の出題の配分は以下の通りとなっています。
出題カテゴリ | 出題比率 |
データの概念と環境 | 15% |
データマイニング | 25% |
データアナリシス | 23% |
ビジュアライゼーション | 23% |
データガバナンス、品質と管理 | 14% |
具体的な出題範囲についてはこちらをご覧ください。
➡️CompTIA Data+(DA0-001)
https://www.comptia.jp/certif/dataalytics/comptia_data/
受験方法
ピアソンVUEの認定試験センターやオンライン試験で予約をして受験します。
他のIT系資格の試験でもよく利用されているセンターですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本国内に何箇所か設置されている テストセンターへ行って受験するか、自宅や職場などでオンラインで受験 することができます。
試験の日程は、受験の方法や場所にもよりますが、かなり多く設定されているため、 自身の都合の良い日程を選びやすくなっている と思います。
受験料
CompTIA Data+の受験料は、2022年9月1日現在、税抜¥28,897(税込¥31,787)となっています。
日本国内の情報処理技術者試験と比較すると高額に感じるかもしれませんが、他のIT系国際資格も同程度の水準にありますので、グローバルな認定を受けるためには仕方がないと割り切るしかなさそうですね。
➡️認定資格試験価格
https://www.comptia.jp/cert_about/examprice/
ただ、「リテイクバウチャー」を購入することにより、 1度目の試験が不合格な場合、2度目の試験は無料で受験することができるようになっています。
そのため、もしも不合格となっても無料で再チャレンジができることから、実質は2回分の受験料と捉えることもできますので、お得に感じることもできるのではないでしょうか。
CompTIA Data+の難易度
CompTIA Dataはデータ分析の18~24カ月程度の実務経験で得られる知識やスキルを目安に設計されていることから、関連業務に数年携わっていらっしゃる方にとってはそれほど難しくないものと思われます。
新人や未経験の方であれば、しっかりと試験範囲を確認し、学習をする必要があると言えそうです。
私の合格時点の状況
私がCompTIA Data+に合格した時の状況としては、
- 業務でデータドリブン・データ分析に数年携わる
- CompTIA Network+,Security+,CySA+,PenTest+,Server+,Cloud+合格済み
- 学習時間は20時間程度
となっていました。
実務経験が数年あったため、ある程度のベースとなる知識は持った状態からのスタートでした。一方、CompTIA Data+で問われる内容全てにおいて習熟していたわけではないことと、実務主体で学んできたために体型的な学習を行なってきていなかったことなどの理由から、未学習の状態では答えられない論点もいくつか存在していました。この条件でCompTIA Data+についての学習を行った結果、20時間程度で合格をすることができました。
勉強方法について
私がCompTIA Data+に一回で合格できた勉強方法についてご紹介いたします。
公式トレーニング
一つ目は、公式に提供されているオンラインのトレーニングです。Web上で類似問題を解くことができます。
PCやスマホなどのデバイスから、CompTIA Data+の各分野の例題や模擬試験などを受験することができ、自身の理解度の確認や学習の方向性を測ることができます。
受験当時、育児と仕事の合間に学習を行っていましたが、 スキマ時間にスマホから利用できるため、非常に重宝 していました。
忙しい方であっても、学習を継続しやすい仕組みであると言えます。
英語版にはなりますが、Google翻訳を利用することもできますので、英語が苦手な方でも利用することができます。私自身も英語は得意ではないため、Chromeの拡張機能を利用して日本語に翻訳してもらって利用していました。
このトレーニングのほかに、公式テキストも販売されていますが、私は利用しませんでした。
➡️CompTIA CertMaster Practice for Data+ (DA0-001) – Individual License「英語版」
https://jp-store.comptia.org/p/DAT-001-CMPI-22-C
CompTIA Data+ Study Guide: Exam DA0-001 (English Edition)
もう一つお勧めしたいのはこちらのテキストです。
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IT系の国際資格のためのテキストを多く出版しているSybex社によるテキストです。
ただ、今回はこのテキストはほとんど読んでおらず、後述のEfficient Learningのために購入いたしました。
Wiley Efficient Learning
John Wiley & Sons社が提供しているWebラーニングのプラットフォームです。
https://www.efficientlearning.com/
Sybex社のテキストを購入することで利用することができます。
先述のStudy Guideに掲載されているアクセスコードを、指定されたURLで表示されるフォームに入力することで利用ができるようになります。
PCやスマホでアクセスでき、Study Guideに掲載されている問題が全て閲覧、回答することができます。
まとめ
以上が、CompTIA Data+に関する概要や難易度、勉強方法についてのご紹介となります。
データドリブンの分野に関する包括的な知識を習得し、データサイエンティストとしてののステップアップにつながると思われますので、この分野でのキャリアを積んでいきたいと考えていらっしゃる方であれば、受験を検討されてはいかがでしょうか。



